汚レ唄




「……これは、青春の1ページなの」


「あ~、もうノートはいいから」


「……あ~、うん。だよね」


「じゃ、俺勉強の続きしてくる」





「……うん」




何も言わないことが優しさとか思ってる?

違うよ、蒼。



何も言われないほうが辛い!!


むしろ!もう!いっそのこと!!



このノート見て笑ってもらったほうが気が楽だった!!!!






「あっ!
そうだ。土曜、俺も行くから、1人では絶対に行くなよ」

「…………はい」





最後に振向き、それだけ言うと蒼は部屋から出て行った。



……辛いっす。