汚レ唄



多分バンドは危険なんだ。

明日とりあえず断ろう。



うしっと拳に気合を入れてると蒼は再び歩き出した。



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「あの……拓斗くん?」

「ん?」


今日も拓斗くんはおしゃれな出で立ちだ。


カーキー色のジャンパーにクラッシュジーンズ。

センスがいい。


「あの、昨日の話なんだけど」

「あぁ。俺じっくり考えたんだけどさ」

「うん?!」


なんだろう。

やっぱり私はダメだってことなのかな?