なんだか分からないうちに蒼がお母さんを説得してくれたようで、無事、音楽の専門学校に通うことができた。 蒼は『麻緋ががんばったからだ』って言うけれど、私、特になにもしてないよ? だから、きっと蒼がまたこっそりとお母さんに話してくれたんだと思う。 そういうわけで、蒼の力を借りて専門学校に行くことが出来た。 そして今、私はとっても充実している。