『見てあげて・・・』 嫌だよ、見られないよ。 顔を触ろうとする手が震える。 そして、めくってみる。 同時に、どうしてか目を瞑ってしまった。 現実を見たくない。 逃げたい。君に逢いたい。 何処かに居るんだろ? これは君じゃないんだろ? 目をゆっくりと開き、その姿を見る。 笑ったように眠る、君の姿・・・。