不安は白い絵の具に、黒が一滴交わるような。 どんどんと広がって、白は白でなくなってしまう。 暇を潰すために絵を描いた。 なんとなく書いただけなのに、自然と君を描いていた。 それでも不安は消えない。 何度か電話をかけたあと、携帯が鳴ったんだ。