会場につくとたくさんの人であふれていた。 「人が多いですわね?」 「あたりまえです。今日の舞踏会は俺達の婚姻祝いですから」 「それもそうですわね」 これからこの国の王妃として私はこの国にいなければならない。 でも、それは好都合だ。 いやでも情報が入ってくるから。 そして嫌でも私の失脚を狙うもの、命を狙うものが出てくるだろう。 本当に命知らずな奴らだ。 そんな事をすればただじゃ済まさない。 主にスイレや双子が。