「姉上!!捨てられたらいつでも帰ってきてください!」 「おい!セイエイそれは私に言っていいことか?私、かりにも結婚するんだが・・・?」 「大丈夫ですわ!姉上。姉上は演技がお上手ですもの」 えっと、良い意味でとっていいんだろうか? 「えっと、ありがとう?アイシェ?」 「話は終わったかえ?」 「終わったんなら早速、馬車に乗って隣国に行きなさい。失敗しないように」 個性的な家族だなぁ、ほんと。 「では、行ってまいります」 こうして私の波乱万丈な結婚生活が幕を開けた。