聖なる華




「レイア様、レイア様は美しいですわ!私が言うんですもの間違いありません」



「スイレ・・・まぁ、くよくよするのも私らしくない!女は度胸だ」



「「それでこそあたし達の主です!」」



コンコン―――



部屋をノックする音が聞こえた。



アイカは素早くドアを開けて応答する。



「まぁ、陛下!」



「レイアの準備はできましたか?」



「はい、只今終わりました」



そう答えるシェシェがアイカの隣にたつ。




「えっと・・・?」



「ああ、今朝この城についた私の侍女だ。双子の姉妹だ」



「そうですか、それにしてもやはりそのドレスにして正解でした」



そうお世辞を言い部屋の中に入ってくるアンレス。



何処が似合っているっていうんだ!!