この国の教育はちょっと、いやだいぶ変わっている。
七歳~十五歳までは王族でも勉強、武術、乗馬、なんでも習う。
武術がうまければ兵士になる、男と限らず女でも兵士になる。
兵士といっても殺人技術をもった者といった方がいい。
私も、すべてこなした。
そのせいで、こんな言葉使いだが気にしてない。
「母上、花嫁衣装はどうするんだ?」
「ほほほ、妾を誰だと思っておる?もう、できておるわ。ほら、さっさと隣国にいかんか」
「あ、レイア!むこうではおとなしくつつましい女を演じるように」
本当に、今思い出したといわんばかりの父上。
「わかりました。やります。やればいいんだろ?はぁ」
「まぁ、レイア。捨てられたら帰ってきてよいゆえそう、落ちこむでない」
いや、母上・・・・母親として言っていい事なのか?