そんな私にますます微笑みを強くしているアンレスに私は気付かなかった。 「さぁ、呼んでみてくださいよ。照れてないんでしょう?さぁ」 「あ・・・・」 「あ?」 「アン・・レス」 くそぅ、絶対に仕返ししてやるからな!! 「まぁ、いいでしょう。よくできました」 そう言って私の頭をなでなでしてくるアンレス。 「うぅ・・・」 それに何も言えない私。 その私たちの姿を笑いながら見ている従者二人は薄情だと思う。