私はアンレス王と部屋を出て部屋の外で待っていたスイレ達と一緒に私の部屋へと向かった。




「レイア様、大丈夫でした?」




「ええ、大丈夫よ。でも、まぁ、詳しい話はあとでするわ」




今する話でもない。



それに話せば本性や目的もばれてしまいかねないからな。




「かしこまりました。あとでじっくりお伺いします」



にっこり笑ってそういうスイレはどこか殺気だっていた。




そうとうあの従者と二人っきりがこたえたんだろう。