そう思うと、ちょっと胸がドキドキ。 そんな時………視線を感じた。 え、どーしよう…誰かに気付かれた? 内心焦りながらも、落ち着いて視線の主を探す。 その視線は…信号の…横断歩道の先。 つまり向かい側。 そんな先からジッと…私を見詰めてるヤツが居たんだ。 夏なのに、全身真っ黒な服装…黒ずくめの…。 ゾッとした。 そして…。 「いた…っ!!」 その男を見たら、頭に強烈な痛みが走った。 ちょ…っ!? …なに…これ……なんなの……? ――ズキンズキンズキン――ッ