…って携帯番号書いてあるし。 テーブルの上にはラップしてある朝食があった。 フレンチトースト。 私は素直に用意してくれてた朝ごはんを食べた。 「…美味しい…なんだ、作れるんじゃん。でもサラダ食べたいなー。」 朝食を食べたら暇になった。 直君は芸能人で。 だから忙しい。 記憶を失くしてる私は、君しか知らないから何をしていいか解らない。 そして。 私しか居ないこの部屋。 …君が居ない事が…ぽっかり寂しい。 ほんと、変だよね…。 なんなの、私。 .