【短編】アタシは商品


「まぁ、一緒にここに来ている時点でバレたらクビだから」


そういって笑う彼。
でも、手を離す素振りは無い。


「そぉだね」


コツンと彼の肩に頭をもたれかかる。
ふわっと彼が着けてるトワレの香りがした。

(香水なんて着けてるんだ……)


そのまま彼にもたれかかったままアタシは目をつむる。