「あ………えっと… もう少し、います」 やっとのことで 私はそれだけ言うと 震える手足に 力を入れて再度椅子へと腰掛ける。 やばい、 涙が出そうだ。 なんで私はこんなに脆いの。 「……今日は、 カントなんですね」 再び彼は私に声をかける。 「あ……はい」 貴重な彼の問いかけに 私は返事することしかできない。 なんで もっと気の利いたこと 言えないの私は!!