放課後。 私は日の当たらない 廊下を駆ける。 辿り着いたその先には 『開館』の札。 重々しいドアを押すと 眩しい西日がドアから洩れた。 一瞬眩しさに目をつぶり、 そして薄っすらと まぶたを開いてゆくと そこには君がいる。