ミルク



「あら、李架?」


黒髪の綺麗な店員さんが李架さんの名前を呼んだ。

「あ!弥生(ヤヨイ)さーん!!」

李架さんは弥生さんという店員さんの元に駆け寄った。

「今日はなにか探し物?」

「うん!李架ねー、緒杜の誕生日プレゼント買いにきたのー!!」

え…
李架さん‥も?

「緒杜くんに?李架と緒杜は仲良しね。また付き合うの?」

「李架が緒杜を狙ってるのー」

「あらあら」

弥生さんはクスクス笑っていた。

「緒杜くん今、彼女いないの?」

弥生さんの質問に李架さんはチラッと私を見て、ふっと笑った。

「緒杜の彼女ねー、あの人」

李架さんが私を指差した。