携帯が鳴る。

私は恐る恐る携帯を開いた。


『いいよ。2ヶ月で屡那に俺が好きって言わせるから。俺に溺れるくらいに』


緒杜くんの自信に満ちた迷いのない言葉


「緒杜かっけー!俺もこんど奈麻に言ってみよっと!」

椿は大はしゃぎでメールを見ていた。


そして私はこの時、緒杜くんからのメールにドキッとしていた



これはきっと…恋に落ちる前触れ