あなたを愛したいくつかの理由


 それからすぐに仲間が集まり、フェテルがカイダムの両手を後ろ手に手錠をかけた。数分後に駆けつけた警察に引き渡す。

「撤収だ」

 ベリルの言葉に、みんなは集まっていた建物に足を向けた。

「痛くない?」

「心配ない」

 慌てて腕を持ち上げる彼女に小さく笑って応えた。