「どうした」

 洗濯機の横でぽかんとしている彼女を見下ろした。

「ハッ!? なんでもない!」

「ソフィア」

「はい」

「体力に自信はあるか」

「陸上部にいました」

「そうか」

 それを確認してリビングに戻っていく。

「?」

 なんだったのかな……