食事を終えて、彼女は下着をドラム式全自動洗濯機に放り込みその振動を見つめながらうなだれる。

 洗濯機があるのはキッチン裏手の小さなスペースだ。

「どういうのかなぁ~」

 両肘をつき、その手に顔を乗せてつぶやく。

「弟子にしてくださいって言ったから、それ以外では見てないってコトなのかなぁ……」

 だって、そう言うしか無いじゃない。

 いきなり交際を求められるほど、あたしの度胸は据わってない。

「……」

 ボ~っと宙を見つめる。