あなたを愛したいくつかの理由

「……? ハッ!?」

 パジャマのままだった! 言われて気がついた。

 家にいた時と同じ感覚でいてしまった……

 慌てて部屋に戻り、急いで着替えを済ませ戻ってくる。

「!」

 戻ってくると、ダイニングテーブルに朝食が並べられていた。

 ベーコンエッグにバターの塗られたトーストとコンソメスープ。

 小さなボウルにはサラダが見栄え良く盛りつけられている。