あなたを愛したいくつかの理由

「……本気で言っているのか」

「!」

 とても怖い目になった。あたしは冗談で言ったんじゃない。これでも少しは父さんから傭兵については色々と聞いて学んでいるんだ。

「……」

 彼はソフィアの目をジッと見つめたあと小さく溜息を吐き出し、呆れたように首を振った。

「2週間後にまた来る」

「あたしの決意は変わりません!」

 閉じられていくドアに向かって声を張り上げた。


「そうよ。本気なんだから。2週間もいらないわ」

 リビングをグルグルと歩き回り、ぶつぶつと繰り返す。

「!」

 そしてキッチンの方に目を向けた。

「ベリルさんの弟子になるなら、電化製品とか処分しなくちゃ」

 さっそくノートパソコンを開いてリサイクル業者を検索し始めた。