あなたを愛したいくつかの理由

 それから数週間経ってもベリルからの返事はなく……なんとなく解っていた事に彼女は小さく溜息を漏らす。

「あああ~やっぱり怒ってるのかなぁ……もっと早く連絡出来てれば良かったのに……」

 レオンは部屋の中をうろうろと落ち着きなく歩き回っていた。

「予想はしてたコトでしょ? 皇子がそんな顔しないの」

「そうだけどさぁ……」

 ホント可愛いんだから。とクスッと笑った。

 それから庭園に視線を移し、小さく溜息を吐く。

 確かに予想はしてたけど、やっぱり少し寂しいよ……ベリル。