確かに大変だった──やはり身分違いという事は他の人たちにはかなり抵抗があり、ちょっとやそっとでは認めてくれない。 それでもレオンだけでなく皇帝も皇妃も皇女も深く静かに丁寧かつ偉そうに、それぞれが説得を続けた。 そんな事が1年以上も続いたが、なんとか認められるに至った。 皇帝の意見を会議で読み上げる人間や評議会の人々は最後まで反対していたが、レオン皇子の切々なる言葉に仕方なく首を振ったという処である。 ここまで来れば、あとは婚姻を済ませたあとでゆっくり歩み寄ればいい。