次の日──玄関の呼び鈴で目を覚ます。

「はぁ~い……」

「ソフィアさんに荷物が届いてます」

 眠い目をこすり荷物を受け取った。

「なんだろ……?」

 まだうつろな瞳でその箱を見やる。

「……? !? ベリル!?」

 描かれているエンブレムで一気に目が覚めた。

 宛名は無いが、箱の角に記されているエンブレムは確かにベリルのものだ。

 ソフィアは急いで40㎝ほどの横長の箱を開ける。

「!」

 それは不思議な素材で出来たインナーだった。