あなたを愛したいくつかの理由

「あなたがレオン皇子だったなんて」

「?」

 苦笑いを浮かべた彼女に少し首をかしげた。

「写真と全然、違うんだもの」

「そんなに上手く化けてるかい?」

「そうじゃなくて……顔つきが」

「? そうかな」

 キョトンとしているが、彼女から見れば写真とは別人で温厚そうな青年だった事に驚きを隠せない。

「とにかく無事で良かった」

「俺を助けてくれたのか。君は……」

「あたしはソフィア」

 手を差し出すと青年はそれに応えながら問いかける。

「君は……傭兵?」

「! どうして?」

 聞き返されて微笑む。