あなたを愛したいくつかの理由

 その夜──ソフィアはベッドで寝ころびながら考えていた。

「弱い処……ベリルにあるのかしら」

 頭の後ろで両腕を組み、天井をぼんやりと眺める。

「……」

 何故か、チクリと胸が痛んだ。

「あたし……彼を苦しませているのよね」

 ダグラスの言葉と彼の表情を思い出す。

 しかし、彼は何も変わらず接してくれる。

「あたしは……ベリルの優しさに甘えてるだけなのかな……」

 そしてふと、彼の姿を思い起こす。

 そこに確実に存在しているハズなのに、どこか儚い。

 あんなに強烈な存在感なのに、いつの間にか消えてしまいそうな微かな恐怖。

「永遠って……そういうものなのかな」

 ポツリとつぶやいた。