あなたを愛したいくつかの理由

「?」

 チョーカーを奪い発する。

「これは首を飾るものよ」

「……」

 言いもって彼の首にチョーカーを付けた。

 元々これはチョーカーではなくマイクロチップを運ぶためのものだろう……という彼の意見は却下された。

「で、遂行中の作戦て?」

 気を取り直して問いかける彼女に目を据わらせる。

「お前の仕事は終った」

「ええー!?」

「……と言いたいが」

 歩きながらバックポケットから携帯を取り出して、どこかにかけ始めた。

「ローラ、イタリアのモンツァだ。近い者を頼む」

「?」

 彼は説明する事もなく歩き続けた。

 ローラという情報屋に自分のGPSを辿らせ、そこから近い仲間を教えてくれ……という事だ。