たき火を消して、寝るために車に向かう──

「! わあっ……」

 空を見上げて感嘆の声を上げる。

 そこには満天の星、降り注ぐ天の光がまぶしくソフィアの目に飛込んできた。

「……キレイ」

 目を細めてつぶやく。

「荷台で寝るかね」

「えっ?」

「寝袋がある」

 荷台にある寝袋を指し示した。