「!」

 共有出来ない時間……共に年を取る事も叶わず、自分だけが年を取っていく。

 ソフィアはその事に想像がついていかなかった。

 無理もない、彼女はまだ18歳だ。

「……」

 正面からぶつけられる感情に彼は沈黙した。

 そして──

「私には何も応えられない」

「!?」

 目を見開いた彼女を一瞥し、無言でキッチンに足を向けた。