「決断しなければならない。普通の生活に戻るのか彼女の下に向かうのか」

「!?」

「3ヶ月の間ここで考えると良い」

 立ち上がった彼に驚きの表情を浮かべる。

「……追い出される訳じゃないの?」

 彼女の言葉に肩を落として溜息を吐く。

「私がか? そんな酷い人間に見られていたとは心外だな」

「! そ、そういう訳じゃ……っ」

「迎えがくる間、お前の自由にするといい」