王子様の甘い誘惑【完】


「でも俺、案外ババァみたいなお前好きかも」


「……へ?」


ババァみたいなあたしが……好き?


蓮の意外な言葉に目を丸くすると、蓮はあたしに近付きポンポンっと頭を叩いた。


「お前と一緒にいると、色々勉強になるわ」


「……っ……――!!」


鋭い目を細めて優しく微笑む蓮の姿に、トクンッと心臓が再び音を立てて鳴り出した。