「あれ、何だ?」
「あぁ、あれ?あれはお米のとぎ汁」
蓮の視線の先にあるのは、計量カップに入れて取っておいたお米のとぎ汁だった。
「何であんなとこに置いてんの?」
「とぎ汁はね、床掃除に使えるの。部屋の観葉植物にもあげるから絶対に捨てないでね?」
あたしが念を押すと、蓮は「ブッ!!」と吹き出した。
「何で笑うの!?何か文句ある??」
「お前、ババァだな」
「うるさいっ……!!」
ババァなんて言うことないじゃない!!
確かにあたしは、同年代の女の子達よりほんの少しだけおばさん臭いのは認めるけど。
急に恥ずかしくなってプイッと顔を反らすと、蓮はクックと喉を鳴らして笑った。



