「久しぶりにこんなうまいもん食った」 蓮は空になったお皿にスプーンを乗せると満足げにあたしを見る。 ニコッと笑った蓮とさっきまでの意地悪な蓮はまるで別人のようで。 いつも今のような蓮でいてくれればいいのに。 そうすれば、3年間……一緒に暮らしていけるかもしれない。 見た目は王子様なのに……ホントもったいないよ。 「お皿、そこに置いといていいからね?」 「あぁ」 蓮は立ち上がると、何気なくキッチンに視線を向けた。