「ねぇ……また女の子のところにいくの?あたしが蓮の言うこと聞かなかったから……」
前もそうだった。
蓮の言うことを拒否した時、蓮はあたしを家に残して出ていってしまった。
「ねぇ、蓮。何とか言ってよ……!!」
蓮の服の裾を掴んでグイグイと引っ張ると、蓮の口元がみるみるうちに緩んだ。
そしてついに、耐えきれなくなった蓮は「ブッ!!」と吹き出した。
「お前、バカだろ。なに焦ってんの?」
「……はい?」
あたしのどこがバカだっていうのよ。
彼氏が他の女のところに行くのに、黙ってる彼女なんていないでしょ!!
心の中でそう突っ込みを入れる。



