「ごちそうさまでした!すごく美味しかったです!!」


「そっか。それならよかった」


ユキ先輩と一緒に食堂を出て、渡り廊下を歩く。



「先輩って背高いですね?いくつですか?」


何気なくそう尋ねると、ユキ先輩は首を傾げた。


「175……位かな?」


「175かぁ。蓮も同じくらいかな……」


蓮もユキ先輩くらい背が高い気がする。


んー……、でも蓮の方がほんの少しだけ先輩より大きいかも。



「蓮は178だって言ってた気がするよ」


ユキ先輩は急に立ち止まると、あたしの頭をポンッと叩いた。