「ユキ先輩……もうご飯食べ終わっちゃったかな……?」 よく考えたらこのパンは元々ユキ先輩の物。 ユキ先輩は蓮が食べるようにってこのパンをくれたわけで…… あたしの為にくれたものじゃない。 「とりあえず返しにいかなきゃだよねっ」 あたしはフゥと息を吐き出すと、パンの入った袋を抱えて空き教室を飛び出した。