……人前でキスしてくるような男の家政婦になりたいの!? あんな奴の家政婦になりたい人なんているわけない……!! と思ってたけど、いるんだったね。 目の前に。 「とにかく!あたしが蓮の家政婦やってるのは、高校に通うためなの!好きでやってるわけじゃないから」 「あたしなら好きで家政婦やるけどなぁ~」 サヤは羨ましそうな目であたしを見つめながら唇を尖らせた。