雨に恋した華 〜君とずっと〜

「……で、どうした?」


「千晶と学校が離れちゃうの寂しいなぁ、って思って……」


「そっか……」


呟きながらあたしから離れた虹ちゃんは、おどけたように笑って続けた。


「俺と離れるよりも寂しい?」


「そんなの比べられないよ。彼氏と友達は違うもん……」


唇を尖らせて答えると、虹ちゃんが眉を寄せてため息をついた。


「千晶ちゃんまで俺のライバルなのか……」


彼の顔があまりにも真剣だったから、思わず小さく吹き出してしまった。