雨に恋した華 〜君とずっと〜

「はい」


振り返った虹ちゃんは、パパの瞳を真っ直ぐ見つめた。


パパは読んでいた新聞を折り畳んで、ゆっくりと口を開いた。


「あの事だけど……」


「はい」


「あの事……?」


パパの言葉の意味を理解出来なくて、返事をした虹ちゃんの隣で小首を傾げる。


「……許す」


「え……?イイんですか!?」


ポツリと呟いたパパに、虹ちゃんは驚きながら訊き返した。


パパは寂しそうに小さく笑った後、無言のまま頷いた。