雨に恋した華 〜君とずっと〜

「虹希君、ありがとう」


「いえ……」


笑顔を向けたママに、虹ちゃんが小さく笑った。


「ところで、紫……。昨日、お酒飲んだんだって?」


ママに訊かれて慌てて虹ちゃんを見ると、彼は無言で頷いた。


「ごめんなさい……」


呟くように謝ったあたしに眉を寄せたママは、浅く息を吐いてから口を開いた。


「ちゃんと反省してるなら、パパには内緒にしといてあげる」


その言葉にパッと顔を上げると、ママは困ったように笑いながらため息をついた。