雨に恋した華 〜君とずっと〜

車に乗ってもまだ悔しさを拭い切れなかったあたしは、運転中の虹ちゃんを見ながら口を開いた。


「昨日、そんなに焦ってたの?」


「その話はもうイイって……」


「だってあたし、昨日の事あんまり覚えてないんだもん……」


「覚えてなくてイイよ」


バツが悪そうに話す虹ちゃんの頬が、ほんの少しだけ赤い。


「紫には、あんな情けない姿覚えてて欲しくないから……」


「何それ。ずるい……」


唇を尖らせると、虹ちゃんが困ったように笑った。