雨に恋した華 〜君とずっと〜

虹ちゃんはあたしの両手首を固定していたネクタイを外して、うっすらと痕が残ったそこに優しく唇を這わせた。


そして、床に置いてあったミネラルウォーターを口に含むと、そのままあたしに口移しで飲ませてくれた。


それはすっかり温(ヌル)くなっていたけど、渇き切った喉を潤してくれる。


虹ちゃんは何度もミネラルウォーターを口に含んで、数回に分けて口移しで飲ませてくれた。


「大丈夫か?」


「うん……」


ペットボトルが空になった頃、やっと声が出せるようになった。