「……姫宮さまが声を荒立てるとははしたない…」 智成さんは両端の口角を上げて皮肉げな微笑み。 「……みさきの友達ですか?」 「ツレが友達だ…俺は…強引に連れ出されただけだ…出て来る酒はワインばか りでつまらん」 智成さんは退屈な感じ。 「居たぁ!!!?ナル!!!写真撮らせて!!!」 智成さんの姿を見たとたん…女の子たちが大声を出して周囲を囲む。 私は蚊帳の外。