再び目を開いたのは確かに屋上だった。
なんにも変わらない普通の屋上。死と生が交互に見えて、俺は再び瞬きをした。
見えた教室の窓から、学内でも声の大きな先生の怒鳴り声がして、俺は幾分安心した。


まだ生きてる。




episode2 end