そして3週間後ーー


遂に文化祭本番がやってきた。

あれから蓮兎に猛特訓をしてもらってなんとか人前で見せれるぐらいに仕上げる事が出来た。


…けどやっぱり緊張する!!


蓮兎はどうなんだろう。

緊張してたりするのかな。


「お前、緊張してんの?」

「え…?ん゛っ!」


「へんと、はなひてよ~。(蓮兎、離してよ~。)」

「変な顔♪」

蓮兎が笑顔で私のほっぺを抓ってる。

しかも両方!


「蓮兎、何すんのよ!!」

緊張してんのからかいに来たんだったら許さないんだからね!



「愛瑠が緊張してるっぽかったから緊張をほぐしに来た。」

「えっ?」

「だってお前、今緊張でガチガチって顔してんじゃん。そんな状態で上手く行くわけねーし。ちょっとはリラックスしろ。」

「蓮兎…。」

「頑張って練習してきたんだから楽しんでやろうぜ。」

「蓮兎、ありがとう。」


「まぁ、この俺が一緒に練習してきたわけだし、何かあってもこの俺がなんとかしてやるよ。」

「な゛っ」

「じゃあ俺準備あるから。」


そう言って手を軽く降って蓮兎は行ってしまった。


…蓮兎ありがとう。

頑張るね!






しかしーーーーーーー




ドサッ



そう決意したあと何かが私の後頭部に当たって私は意識を手放した。