私の彼女!?

「驚いた?」


私は頷くと、
ママは教えてくれた。


昔原因不明の病気で、
それを忘れないために、
毎日剃っていると。


「皆何らか抱えて、
生きているんだよね。」


「順子ちゃんにも、
きっと素敵な彼が、
現れるわよ。」


「そうですかね。」


私は苦笑いをした。


だって、
恋をしていた相手を、
私は振ってまで
この世界に飛び込んだ。


だから、
今もこれからも、
恋をしないと、
決め込んでいた私がいる。