「私は貴方の演技が
とても大好きなの。


ストレスが堪る職業だし、
他で泥酔でもしたら、
池上ちゃんに迷惑も掛かる。


ここなら、
私は経営をしているし、
ママでもあるから。」


「ママ・・・。」


「池上ちゃんに言って?」


「うん!!!」


「池上ちゃんも、
一緒に付いてくるわよ。


ここでしか、
カラオケのマイクを
離さずに歌えるから。」


ママの何気ない言葉が、
私の心に染みこんだ。