「達郎?」


何度も食べた俺に、
疲れた表情を見せずに、
順子が聞いてきた。


「何でもない。」


「そう?」


「初めてな気持ちに、
どうしたらいいのか、
自分でも分からない。」


「何を悩んでいるの?」


「順子が俺の傍に、
ずっといるよな?」


「もちろん!!」


子供の様に微笑んで、
俺に抱き付いていた。


けれど俺の嫉妬の激しさが
もっと増す出来事が起きた。